フローリングに使用するフロアワックスには、油性、水性、樹脂系、ハード系など、いくつかの種類があります。
それぞれのフロアワックスに特徴があるので、フローリングの種類に合わせて使い分けることが大切です。
【油性】
油が主成分のフロアワックスで、オイルステイン仕上げがされているフローリングに使用されます。
フローリングの表面に浸透させて、汚れの侵入を防ぎます。
塗装されていない無垢材に使用されるため、一般的なフローリングには使用されません。
【水性】
天然または合成の蝋が主成分のフロアワックスです。
フローリングの表面に塗布することで、汚れが付きにくくなります。
強度と耐久性がないため、定期的に塗り直す必要があります。
無垢材のフローリングには適していますが、一般的なフローリングには不向きだといえます。
【樹脂系】
アクリル樹脂やウレタン樹脂が主成分のフロアワックスです。
一般的なフローリングに使われ、フロアワックスの主流といえます。
樹脂系のフロアワックスは、多くのメーカーから様々な種類が販売されています。
最近では、環境に配慮した製品も多く販売されています。
【ハード系】
シリコンやウレタンなどが主成分のフロアコーティング剤です。
個人での施工は難しく、フロアコーティングの施工業者に依頼することになります。
耐久性が非常に優れているため、一度の施工で長期間フローリングを汚れや傷から守ってくれます。